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『DDD竜王様』

でっぷりドラゴンだいすき



===


かつて、異端の勇者が居た。


その勇者は世界の全てを竜の魔王に献上し……



代わりに、竜の王を好きにした。


好きにした、というと語弊があるが……




歴史を振り返ると、事実その通りとしか言えない。



戦いに明け暮れる日々の中


巨大で、力強く、恐ろしい竜達への感情が変化し続ける……。



初めこそ、憎悪の感情を燃え滾らせ、その理不尽な種族を恨んだ。


しかし、生態や姿形をよく調べ、知れば知るほど、その魅力に取りつかれ。


いつの間にか、その勇者は、ドラゴンを……しかも、太った竜をこよなく愛するようになっていた。



この世界のドラゴンの大半がデブドラゴンだった、というのもあるが。



あのムチムチとした豊満なボディ。

剣をも通さぬ頑丈な肉体を持ちながら、ぷよぷよとした柔軟性があり


なんとも癖になる弾力感も持ち合わせている。






それゆえに、竜魔王の玉座にたどり着いた時……


勇者はある契約を交わした。


仲間になる代わり、世界の半分を与えるという魔王の提案より


更に相手にとって譲歩した形の契約。


世界の全てを与え、なおかつ忠誠を誓い、竜の王に対して有益になりえる契約。




全てを手に入れた竜の王は

贅沢三昧の日々に明け暮れた。……というか、そう仕向けられた。

世界を手に入れ、尽きる事のない財産を消費し続けた。

勇者は、奉仕し続けた。



腹がはち切れそうになるほど最高級の霜降り肉を与え続け、


竜の王が息苦しいと感じる手前になると、


最上級の回復魔法で代謝を数十倍に活性化させ、消化と、全身への分配を勧めた。


当然、彼の王は、ぶくぶくぶくぶく、とんでもない勢いで太り続けた。

本当に風船を膨らませる勢いで、年々、竜の王は太り続けた。



誰も逆らわず、戦闘も無い世界。

肥満化、運動不足、それが更なる肥満化を呼び……



寝たきりになっていった。


初代、竜の王は世界の全てを手に入れながら


その城からとうとう出ることなく生涯を終えた。




魔物に完全支配された世界は、逆に争いが無くなり平和だった。


ゴーレムの町長、巨漢のデーモンの国王。

最初のうちこそ、ぎこちなかった人と魔物の関係も



いつしか共存が当たり前になっていた。








そして、時が流れた……



====







初代竜王は、太りに太り……



晩年は寝たきりのまま、それでも太り続けた。


2世も、その流れを汲んだわけではないが……


親によく似たのか、大分太っていた



3世にもなると、太っているのがさも当然とばかりに本人も周囲も対応し



世界の王は肥満竜である、というのが常識になった



……もっとも、肥満と片付けるには少々度が過ぎるが。




代を重ねるごとに、


世界を統べる王の一族は、


とんでもなく太っていたり

太りやすい体質だったり……






しかし、今代の竜王13世だけは、珍しく、”ぽっちゃり”ぐらいであった。


隠居している父親の12世は相変わらずの超肥満で、ドラゴンヘビーと並んでも違和感がない……

というか、それより太っているのにだ。


だが、その竜王13世は、まるで伝説にある異端の勇者のような嗜好の持ち主であり―――





===




竜王13世『うむ、今日も相変わらず良い腹をしておるな、ドレドレ。
ふっふっふ、大福のような、もったりとした感触。それでいながら、張りと艶があってボールのようで……』


評価しながら、目の前に立つ”アンドレアル”(愛称ドレドレ)のお腹を揉みしだく。


ただ揉んでいるのではない、揉みしだく、という事はつまり

その巨腹を上下に、左右に、弾ませ、愉しんでいるのだ。


無理やり動かされるアンドレアルは、『フッ、フッ……』とデブ息を漏らし、運動もしていないのに疲労を蓄積し続けている。



本来の体型から2倍……いや、それ以上でっぷりと肥えた彼は、


まるでリザードファッツのような重量感を出していた。



アンドレアル『りゅ、竜王様……お戯れを……』

竜王13世『何、もう腹が減ったのか? では休憩して追加の骨付き肉をやろうではないか』


アンドレアル『そういう意味では、むぐっ……?!
っぷふ、はぁ、も、もう骨付き肉だけで50本は食べてますよ……』

しかも、霜降り肉もたっぷりご馳走された後で、だ。


ただでさえ太って大きなお腹が、ぎっちり詰まってズシリと重く感じる……。


竜王13世『遠慮するな、儂のストックは常時カンスト以上じゃ。
骨付き肉×99の項目の隣に骨付き肉×99……と。いくらでも出せるぞ』


どうやら、止める気はないらしい。

げんなりしながら、アンドレアルはもごもごと口を動かし、なんとか巨大な肉の塊を呑み込んだ。


竜王13世『ううむ、やはりこの弾力性……癖になる……
贅肉たっぷりのドラゴンヘビーに沈むのもよいし、あの腹で意外と鍛えてて固さのあるドラゴン・ウーに抱き着くのも
なかなか魅力的ではあるが……オヌシの、この柔と剛を併せ持ったお腹はじゃな……
うむ、つよい』


アンドレアル『つ、強いって何ですか……
それにしても、こんな太っている我々の何がいいのでしょう……』



竜王13世『わかっておらぬな。
それに、その質問は愚問!あまりにも愚問じゃ。 イケメン美男子が『どうしてイケメンが好かれるんですか?』と聞くようなものじゃ。そんなもの……

可愛いからに決まっておる!!!!!!』



アンドレアル『(我が主ながら……やはり、よく、わからない……)』



竜王13世『そうじゃな……スライム、あやつらは可愛いじゃろ?ぷよぷよで、丸っこくて。
とげとげしさとは無縁で』


アンドレアル『はぁ。まぁ……
ただメタルスライムは我々からしてもなかなかの硬度で』


竜王13世『ええい、そういう話ではない!とにかく、もっちりぷるぷるは癒し!
というわけで、追加の霜降り肉じゃ。ほれ、あーん』

アンドレアル『はふ、ふぅ、か、勘弁してください……もう腹がきつくてきつくて……』


竜王13世『お主のポテンシャルの高さは知っておるのじゃぞ?3倍にも4倍にも膨らむ強靭なお腹……
ま、あまり無理強いしてその腹がフーセンドラゴンの如きメガンテでもしたら大変じゃな。
どれ……ベホマ』



軽々と、癒しの高位術を唱える竜王。

先ほどまで、あれだけ苦しかったお腹がみるみる縮んで……



でぷんっ


と揺れて、傍目にはサイズこそ小さくなったが その胴体は食べたものを脂肪へと変換し

《太った》



アンドレアル『うぅ……こんな事繰り返してたら、本当に動けなくなってしまうのでは……』



元から相当太っているドラゴンヘビーは専用部屋で何度も肥育を受けているので

当然のように太り過ぎで寝たきりだ。



しかし、でっぷり肥えたお腹を抱えて、落ち込むドレドレがまたいじらしく……


フンスフンスと鼻息を荒くし、竜王はそれからもありったけのご馳走を与え続けた。

肉ばかりでは飽きるであろう、とパティシエに作らせたフルーツケーキや何段重ねにもなった巨大なパイ、



スイーツは別腹、とか謎の理論を繰り返しながら

果ては溶かしたホイップクリームを鍋ごとどっぷどっぷと飲ませるもんだから


アンドレアルはたまったものではない。


『ぐっ、おごっ……ほ、ぉっ……!!
っっ……!!!』


必死に目を閉じて、何かを我慢している。

が、その抵抗もむなしく……

『なんじゃおぬしは、またそんな無用の気づかいをして』


と、言うや否や、パンパンに膨れたアンドレアルのお腹に、竜王はぐいっと脚でそぼてっ腹を押し込んでやった。


『がっ……???!!あっ……はっ、ぁあ……!

げふっ

ぐげぇえええええええええっぷ!!!!!!!!!!!!


はぁっ、はぁ、はぁっ、お、王の前で、またこのような、おくびを漏らすなどっ……』


『何も気にする事など無いぞ。
……というより、余分な空気がまだ取り込まれている証拠じゃ。隙間が出来ねば、入るまい。
さて……となると、まだまだ、詰め込める余地があるという事じゃな』




その後……









っどずぅううううううううんんんん……!!!





結局、数時間にも及ぶ

ご馳走責めという名の拷問に

山のようにお腹を膨らませ、アンドレアルは立っている事も出来ず、その場に仰向けに倒れ込んだ



『ヒューーーーッ、グヒュゥウウーーーーーー……ッ!!
ごぇ、ぶふっ……おごっ??!!』


ぎっちぎちの限界まで詰め込まれたお腹が、ビクン!と大きく振れ

その振動で全身の贅肉が時間差でだぷりと揺れ動いた。



張りつめて、満腹感すら通り越してて、息も苦しいはずなのに


何故か、いつも最後には満足感が訪れる



『ふふ、よく食べたの。
褒めて遣わすぞ……』


よしよし、良い子良い子、とまるでドラゴンキッズを褒めるように。

ゆっくりと、優しく、爪で傷つけないように竜王はその胴体を愛撫していく


『りゅうお、さま……』



満腹感と、王の寵愛と、居心地の良さに、まるでラリホーをかけられたかのように、眠気が訪れる。


あぁ、でも、駄目だ


あんなに食べて、運動もしないですぐ寝たら、また太ってしま・・・・・・


『ぐぅ』


『本当に、可愛らしい奴じゃよ……オヌシらは皆、な』


だからこそ、この生活がやめられない。

名も、顔も知らぬ、伝説の勇者殿よ。感謝するぞ。



世界を征服するよりも、ずっと 楽しく 愉しめる世界


感謝の気持ちを持ちながら、大きく育ったお腹に寄り添い竜王も眠りについた



時折、何度も漏れ聞こえるゲップの音と反動で、安眠こそできなかったが


それもまたよいものだ






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