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《ふぉあう゛ぇるつ!》  ファルスの成長期?

某大きな竜達の世界で、とある変化があったようで……(?)
~まだまだ成長期?~





ファルス「うぅ~~ん……」


下を向きながら、ファルスは唸っていた。



テルティア「どうしたのファルス? 体重計と睨めっこなんかして」


ファルス「……ったのだ」


テルティア「え?なぁに?」



ファルス「太ってたのだぁ!」


ファルスが太ってるのは、前からじゃないか。というテルティアの厳しいツッコミに、それでもブンブンと首を振って否定する。


テルティア「えーっと具体的には、どれぐらい?」


ファルス「……100kg、以上」


テルティア「えぇぇ……」


体重が210kgのテルティアにとっては、未知の世界の話だ。


100kg以上となると、彼(テルティア)の半身ほど、余分な贅肉が彼に身に付いたことになる。

身長差があるとはいえ……さすがに、それは……とテルティアも言葉を詰まらせた。




テルティア「級に背が伸びたーとか、そういう理由じゃない……よね」


改めて、まじまじとファルスの方を見ると、確かにふっくらして見える。

元から全体的に丸みを帯びて、脂肪も蓄えて光沢があったり、関節を曲げるたびに二の腕や手首足首が”ぶにゅ”ってなってたのは知ってたけど。


太った、と言われてから以前のファルスと目の前のファルスを比較すると、なるほど確かに。


テルティア「うん、気づいてなかったけど……凄い太ったね。お腹も、こんなに出てなかったよね……」


試しに触れてみたけど、おーきな弧を描いてて、うん、ボールみたいだ……


ファルス「ぅう~……確かに、年末は色々と料理もおいしかったし……食べ過ぎたかもしれないのだ」


テルティア「(寝転がって、ゴロゴロしてたなぁ……)」


食べ過ぎと運動不足によるカロリーの蓄積に次ぐ蓄積……

原因はそれだけだろうか?

テルティア「そこまで太っちゃった原因に、心当たりは?」


ファルス「んー……」


ファルスはここしばらくの間で食べたものを思い出していった。


ファルス「アルバンが作ってくれたおせちとか、お餅とか……あ、お雑煮としても食べたし、おしるこも美味しかったのだ。
杏仁豆腐も甘かったし、イクラや鮭がたっぷりの親子丼は何杯もお代わりして……思い出したらまた食べたくなってきちゃった……」


それからもファルスの口から出てくるのは、まぁ高カロリーだったり炭水化物が多かったり、脂質も糖分も多いものが羅列していく。



茶碗蒸しにも栗が入ってるのに、栗きんとんもたっぷり食べて、甘い甘い煮豆、

ブリの照り焼き、カニ入りのお味噌汁に、唐揚げの山や、ハンバーグ、すき焼きも食べたし……

ファルス「えぇと、それに大釜で焼いたピザもおいしかったのだ。チーズも、たっぷり乗せて……」


季節ものや行事に関係なく、堪能し続けている事実が赤裸々に告白されていく。



テルティア「(そりゃ、誰だって太るよ……)」



食後のデザートも、かなり食べてた気がする。




お正月は、そもそも太りやすい。

生物は気温が下がると、体温を維持するために皮下脂肪を蓄える傾向があるが

ドラゴンだって例外ではない。


でも、それなら毎年同じぐらいのペースで太り続けてたはず。

それが最近になって急激に増えた謎が解明されていない。

前と、今の違い……

「あ」


テルティアの脳裏に浮かんだのは、筋骨隆々な大酒飲みの存在。

ラファールさんだ。けど、彼とファルスにそれほどの絡みは―――


いや、違う。間接的な変化があったはずだ。


「そっか……ゼータも”大きくなった(太った)”からだ」


諸事情で巨体化したラファールに比例して、ゼータも……主に横幅が中心だけど…巨大化した。


一緒に夜遅くまで晩酌したり、同じぐらいガタイの良い存在がいて、感覚も麻痺するだろうし。





そんなこんなで更に恰幅の良くなったゼータと、常に一緒に行動し、食事を共にするファルスは、


彼の増えまくった食事量に釣られて、”吊り上げられた”んだ。


隣で食事をするゼータの山盛り御飯が、特盛ご飯になって。


それを基準に考えて食事したり、お代わりをして





それで、こんな風にプクプクの、ぽよぽよになっちゃったわけだ……


===



ゼータ「っくしゅん!」


クロノス「なんだ風邪か? お前にしては珍しいな」


ゼータ「ん~……? いや、誰かが噂でもしてそうな気配が」


===






「うん、納得した」


ファルス体重増加の謎が解けて、すっきりするテルティア。


「僕はちっとも納得できないのだぁ!」




ファルスにとっては、普段通りの生活をしていたつもりなのだろう。

なのに体は重く、大きく、太くなり、

お気に入りの衣装やアクセサリを付ける機会がますます減ってしまう。





とはいえ、それだけで体重が劇的に変化するだろうか。


テルティアの予想は大方当たっていた。




だが、それだけが理由ではなく……。



===





キトラ「ファールス♪ ドーナツとベーグルのセット買って来たから食べよっ」


微笑みを浮かべながら、ピンクの悪魔(?)が高カロリーなおやつを手にやってくる。


ファルス「え、そんなに買ってきたの?嬉しいけど……
あれ、キトラもう食べないの?」


キトラ「うん、ボク先に何個か食べてたから後は全部あげるよ
(……実はセットについてくるオマケが欲しかっただけだったりして)」




また別の日には



ファルス「ぷはぁー、もうお腹いっぱいなのだぁ!」


もっちり、パンパンに張ったお腹をポンポンと叩きご満悦なファルス。

するとそこへ……


キトラ「ファルス―、食後のおやつはストロベリーワッフルと、チョコレートワッフル、どっちにするー?
あ、メイプル味もあるみたい」


ファルス「え、えぇっと……僕もうお腹いっぱいかも……」


キトラ「んー、そっか。じゃあファルスは無し、ってことで……
クロノスは?え、プレーンでいいんだ。ゼータは……え、ちょ、全種類は駄目だって!ボクはバニラチョコ味狙ってるんだから!」



色とりどりのワッフルが並べられていく。お腹はいっぱいだが、デザートは別腹……になるんだよね?

見ていると、どんどん食べたい欲求が高まっていく。

現に、他の皆は次々とワッフルを食べ始めて……


ファルス「……ぅう、やっぱり僕も貰うのだぁ!」




なんてことは、”多々あった”




そんなこんなで、満腹の体に更なるカロリーを追加し、膨らんで、

次第に食べる量も、”食べる事が出来る量”も増えていって……




キトラも、わざとではないのだ。 だが周囲が……

ゼータを筆頭に、ラファールやクロノスといった大柄な竜、また異世界交流のある竜達も含め


”非常識”がキトラの中で常識になっており


”これぐらい飲み食いしても、大丈夫でしょ”



という考えから……



追加。


「ファルスー、ビスケットサンドの新作だってーー」


追加。


「高いチョコレート買ったよ~~」


また追加。



ぷくぷく、むくむく、

ぶっくぶく





ファルスが太ってしまったのは、無理もないだろう。











そして、



これは”過去”のお話





100kg以上太り、嘆いていたファルスは






その肥えた体に相応しい食欲の持ち主となり



 ” 更 に 1 0 0 k g 以 上  ” 肥 え て し ま っ た






というのが、事実であった。


でっぷり肥え膨れた胴体を揺らしながら、


今日もファルスは元気よくお代わりを要求している

隣の、更に巨体の竜は その何倍も速いペースでお代わりを繰り返しながら……







おしまい

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