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『ぽっちゃりのキミと』

ゴンベ&ホルビー

===



ホルビー「あ、また食べ残し落ちてる」



ゴンベ「本当だ。もう何個目かな?」





”たべのこし”と聞くと、誰かの食いかけを想像してしまうが

この世界では別だ。


半永久的にエネルギー充填をする《オーパーツ》の一種。

一定以上は栄養補給できないが、 断続的に、必ずこちらに”供給”を与えてくれる、

不思議な道具だった。



ゴンベとホルビー。一見、共通する要素はないが、

ふたりは《ものひろいクラブ》に所属しており、こうやってあちこち散策しては道具を見つけたりしている。

しかし性格なのか種族柄なのか、どうにも《たべのこし》ばかり見つけてしまうのだ。




そのせいだろうか、最近 また体型がふくよかになってきたような……



ゴンベ「んぐ、むぐ」

ホルビー「ずっと食べてても、飽きないの不思議だよね」


ちら、とゴンベの方を見る。 元から丸っこいけど、”普通より大きく丸く”膨れてる胴体を見て、

少しだけドキドキしてきた。

以前から興味があった。ゴンベ君のお腹は、触るとどんな感じなのだろうと。

ふわふわしてるのか、つつくとぷにぷにするのか。

思ったより弾力があるのだろうか、それとも予想以上にやわこかったりするのだろうか。


ゴンベ「どうかしたの?」


首をかしげるゴンベ。ジッと見ていたのが気まずくなり、思わず顔をそらしてしまった。

ホルビー「な、なんでもないよ」

どうしよう、僕顔赤くなってないかな


ゴンベ君は気にしない、といった様子で再び木の実を拾って食べたり……


と言うか、こうしてみるとゴンベ君ってずーーーっと何か食べてるなぁ。


進化したら、あのおっきなカビゴンになるんだよね。今の、何倍も何倍も……


大きくなったら、一緒にこうやって”ものひろい”できなくなるのかなぁ。

それは、ちょっといやだな。


しゅん、と耳を垂れさせ落ち込むホルビー。

そんなホルビーを見て、ゴンベがリンゴを差し出す。


ホルビー「? ええっと」


ゴンベ「お腹空いてるのかな、と思って」


そんなゴンベ君じゃないんだから……

と思ったけど、ありがたくリンゴを受け取る。


ホルビー「ん、おいし……ありがとねゴンベ君」

お腹空いてないと思ってたけど、結構空いてたみたい。

ゴンベ「んーん。
それより、ほら。あっちからまたいい匂いしてる。オボンの実とかありそうだよ」


ホルビー「ほんと、よくわかるね……」

”ぽっちゃりした”ホルビーは、先行くゴンベの後をとてとてとついていく。



2匹が進化する日は、そう遠くないのかもしれない









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