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『吹き抜けぬ風』



黒風竜「くくく、どうしましたぁシロン…… あなたの好物のハンバーガーですよ」

ねっとりとした声で黒いウィンドラゴンが言う。

片手には特大のハンバーガー。野菜と肉の比率が明らかにおかしい。カロリーの暴力。

対象を肥やすためだけの。味のバランスを考慮しない代物。

それを、もう一方のウィンドラゴンの口元へ。

余った片手は、不自然なほどに盛り上がったお腹を労わるように愛撫を……

否、愛撫と呼ぶにはあまりに乱雑で、力強く 揺さぶるように撫でまわしていた。


風竜「フゥウ、ふぅっ、ぐっぷぅう……」


返事はない。いつものことだ。

黒風竜「おっと、首輪が食い込んで返事は出来ないんでしたね。うっかりしてましたよ・・・・・・くっくっく」

パンパンに盛り上がったお腹が、過剰なハンバーガーの摂取を主張している。

だが、黒いウィンドラゴンがその手を休めるつもりはない。


この時代、【サーガ】たる人物はいない。

ソウルドールから無理やり実体化させても、カムバックする手段がない。

肉体の維持のために、膨大なエネルギー(カロリー)の摂取が必要だ。


蔑んだ目で見下しながら、自身の膨れ切った肉体で束縛された白い竜を見て笑うのだった




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