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『sss』

ショートでショートなショート


シチュ集とも言う



====
『マッヒィとヨナ』


まひるの姿だからマッヒィ。まよなかの姿だからヨナ。


2匹とも、ルガルガンなのだから、区別の為そんな風に呼び合うのも無理はない。


だがその2匹は、イメージとはまるで真逆の性格だった。


しかも、まひるの方は、なかなかの特殊性癖の持ち主で……



===


「ふふ、ヨナ。また一段と育ったみたいだな?」

「う、うぅ……だってマッヒィが、毎日こんなに食べさせてくるんだもん。膨らむよ…」


ベロベルトか。はたまたカビゴンか、プリンか。そんな丸いシルエットを持つのは、本来くびれて格好いいはずの”まよなかルガルガン”

でっぷり丸いお腹を抱えて、走る事はおろかまともに歩くことすら厳しい


”超”がつくほどのおデブさんだった。

というか、おデブに”させられた”


「はーー……この抱き心地、たまらない。
やはりお前が一番だよ」

「ど、どこまで太らせれば満足するの……?」

「(…終わりとかないんだけど)
そうだなぁ、もう少しかなぁ……3m以上あるもんな、お前のウエスト」

4mにも5mにもしたい。

「なぁに、安心しろ。いくら太っても大丈夫さ。一生面倒見るから。
たとえ私が死んでもお前の面倒を見てくれるよう、全て手配している。好きなだけ娯楽も食事も可能になるよう、資産と遺言、システムを作っておいた」

「う、嬉しくないよぉ・・・・・・」

「別に無理強いはしてない。ダイエットしても一向に構わんのだが?」

「……」


だが、その言葉に対する返答はない。 ヨナも、今の暮らしがいいのだ。

好きなだけ、好きなものを食べ、好きなものを見て、好き放題抱き着かれる今が


「ふふ、素直でよろしい」

尻尾をパタパタ振ってマッヒィが先ほどより力強く抱き着く。

「うっくぅ……この沈み込む風船腹……
昔のお前じゃ考えられないな……」

「むうぅ~~~……」

「駄目だ。興奮してきた。追加分手配するから、しっかり食べて、もっと膨らんでくれよ?」

「え、ま、待ってよ。もうお腹パンパンだよ? 入らないよ」

「こんなにぶにゅぶにゅで、柔らかいのに?」

「で、でも、もうマッヒィの20倍ぐらい食べたし……」

納得しない食いしん坊デブのお腹を、前脚でこねこねといじる


「ひゃう!?」

「こーーんなオナカして、私の何倍か食べて、それで満足するお前じゃないだろう?」


「やっ、だめ、そんなに、も、揉まないでぇ……」


「ほれほれ、熱々のフライドポテトや甘~いフレンチトーストに、ストロベリーシェイクが待ってるぞ?」

お腹へ、意識を向けさせる。好物の名前を羅列して、食事を再意識させる。

すると・・・・

ぐぅうううーーー!!

と、可愛らしい遠吠え(?)がお腹から聞こえてくる。


「じゃ、おやつタイムって事で」

「うう、ずるい……」

どんどんおやつを渡し、それが

吸い込まれるように広大なお腹へ消えていく。

「どこが満腹で入らないーだよ、まったく……嘘つきさん?☆」

ぐぐ、ぐぐぐっと膨らむお腹を4本の脚でしっかり感じる。

これは、いやらしすぎる。


さらに興奮したマッヒィは次第にペースアップしていく。

ヨナは涙目になり、もう駄目だよぉ、とかお腹パンクしちゃう!とか声をあげるが

膨らむばかりで限界は一向に訪れない。

「ハァ、ハァ、まだ入るんだな、ビーフシチューは鍋ごと残ってるから、いくらでも飲めるからな?」

「うぷ!うぅっぷ!? ぷは、ひぃ、んぅう、っくぅ……・///」

ぶるるっと、震えるヨナのお腹。

ようやく、”キツく”なってきたのか。 ウエストは、4mかそれ以上になるだろうか

あぁ、メジャーで測定したい……だが、今はそれ以上にもっと食べさせたい

詰め込みたい。


ぶくっ


ぶくく!!


ぶくん!!!!!!!!


どんどんテンションが上がるマッヒィ。

もう、歯止めが利かない。

次々と食べ物を調達しては、自身のお腹で倒れ込みそうなヨナへ詰め込み

詰めて詰めて詰めて詰めて詰めて詰めて詰めて

詰めて詰めて詰め更に詰め押し込んでぐいぐいぐいぐいぐいぐい何個も何十個も更に何十個と




「ん!!!!
ンッ!!!!!!!! ングッ!!!!!!!!!!!!!!」


ボンっ、ボンっと何度も体を跳ねさせるヨナ。そのたびに抱き着いてたマッヒィが宙に飛ばされ、着地する。


「(なにこれ幸せすぎる)」


「(ぐ るじぃ、 のに、 まだ、だべ、だい…)」
もうやめていいのに、 ヨナもヨナで、底なしの食欲がどんどん暴れて、

食べれば食べるほど、飲み込めば飲み込むほど感じる満腹感に、すっかり麻痺していた。

こんな、食べ続けて太り続けて膨れ続ける自分に興奮しているマッヒィの事が逆に愛しいとさえ―――





===



「はぁ、ぜぇ、はぁ、す、すげーーー食べたなヨナ……生きてるかーー?」

「----っ   ---っ  」


掠れた呼吸音だけで、返事する。 窒息せんばかりに詰め込んだ


” お 腹 ” は



それはそれは、 とてつもない大きさになって


それに抱き着くマッヒィが相対的に小さく見えるほどだった



おわり

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