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5分でssチャレンジ 『マッシブ―ンと吸血』

『マッシブ―ンと吸血』



UBと呼ばれる存在であるマッシブ―ンにとって、その世界は見知らぬ場所でしかなかった。


知らない土地、知らない景色、知らない空気……

そして見たこともない生物たちであふれかえっていた。


何をすべきか、どうすれば帰れるのか。


困惑している間にも、時間だけが過ぎていく……


マッシブ―ンの空腹は次第に強まっていく。


だがこの世界で何を栄養とすればいいか、わからない。

そんな時、大きくて丸い物体が目に映った。

微動だにしないようで、僅かに動いている。生き物だ。

空腹は、すでに耐え難い段階まで来ている。

あれほどの大きさなら、多少”わけて”貰っても構わないだろう。

ふらふらと誘われるようにマッシブ―ンはその巨体……カビゴンを目指した。


===5分だと全く無理だったので延長===


ドスリ、と吸収の為の長い口吻を突き刺し、吸い取っていく。


ずず、ずずずぅ・・・

カビゴンが気づいた時には、もう抵抗する力さえ残っていない。

あぁ、なんて甘美な……

そして予想を超えるエネルギー量だ。うますぎる。


マッシブ―ンは吸収をやめれず、球のように丸かったはずのカビゴンはどんどん萎れていく。

400kg分に匹敵するものを、エネルギーとして変換し取り込み続けた。

比例して膨張するマッシブ―ンの筋肉。

見事に膨れ上がった肉体は、かつての健全な状態……否、それ以上に力強く、鋼以上に固くなっていた。

満足げに、ポーズを取るマッシブ―ン。

かつてない充足感で、肉体がはち切れんばかりだ。

だが満たされた後に罪悪感が生まれた。

いくら自身が空腹だったとはいえ、この生き物に酷いことをしてしまった。

最低限のエネルギーだけを残し、あとは返そう。

生真面目なマッシブ―ンは、律儀に取り過ぎた栄養を変換することにした。


しかし、困ったことが一つあった。

満腹時にポーズを決めている間に、先ほどの生き物が見えなくなっていた。

マッシブ―ンにとって、この異世界について知識が全くない。



ゆえに、先ほど吸い取った相手をもう忘れてしまった……というより、見分けがつかなくなってしまった。


吸い取った時、だいぶ小さくなってしまったのは覚えているが……


耳のようなものがあって。それ以外何も覚えていない。

む? あの小さな姿は自分が吸い取った後ではないだろうか?

いや、きっとそうに違いない。

マッシブ―ンは視界に入った小さなポケモンへゆっくり近づいていく。


相手は、得体の知れない存在に恐怖で足がすくんで逃げられない。

そのポケモンのとくせいが”もう一つ別のもの”であれば、逃げられたのだが……


ドスリと、見た目に優しくない

犠牲になったのは……よりによって、小さく、か弱い、イーブイだった。


イーブイは自分の身に何が起きたのか理解する間もなく、

さきほどカビゴンから吸い取ったエネルギーを注入された。

どぷっ どぷっ どぷっん


体液や、脂肪とはまた違う 生命力とも言うべきものだろうか。


小さな体のイーブイに、”カビゴンがもっていたもの”が収まりきるワケが無い

一瞬にして2倍。3倍。4倍。5倍と膨れ上がっていく。

手足をばたつかせながらも、地に足がつかない。


ぴぃぴぃと鳴くが、助けてくれる存在はいない。

巨大なボールのように膨らみ切ってもなお注入は止まらず…


このままでは、限界を迎えてしまう……

ポケモンセンター送りも覚悟した。


だが、体積が10倍ほどになったあたりだろうか。

ピタリとマッシブ―ンからのエナジー注入は終わった。



先ほど吸い取った相手……カビゴンは近場の木の実を食べ続け元に戻り始めていた。

その姿を見て、今注入している相手が、戻すべき相手ではないとようやく気付いたのだ。

マッシブ―ンは申し訳ない、とばかりに謝罪の意を示すポージングをし…無論伝わらないが…

再びイーブイに与えた分を吸い取って回収した。


ぐったりと倒れ込むイーブイは、今度は逆に吸われ過ぎてへにゃへにゃになっていた。



その後、爆食で元の体型に戻り始めていたカビゴンに 先ほど吸い取った分を返却された結果

犠牲となったカビゴンの体重は何故か元を大きく更新する700kgオーバーになったのだとか


おしまい
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