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~チーズ・De・トリア~

Twitterで言ってたやつ

某ドラゴン兄弟の末弟がチーズにはまってしまい…


ある日、義兄と姉と一緒に訪れたレストラン。


そこで初めてトリアはチーズフォンデュというものの存在を知った。

チーズをニンニクやワインで風味付けしながら溶かして煮込み、

それに温野菜やウィンナーを沈ませ、たっぷりとチーズを纏わせて食べる料理。


いつも食べていた、ブロッコリーやプチトマト等が、 まるで違う顔を見せてくれる。



すっかりハマってしまったトリアは、その日から家の普段の献立とは別に

自分用に毎回フォンデュを作るようになった。

オルファ『またチーズフォンデュ?さすがにもう飽きない?』

トリア『野菜もおいしく食べれて、オススメだよ』

オルファ『ふぅ……ん』

その後もトリアは乳製品の脂肪分の高さも知らず、毎日摂取し続けた。


100g平均400kcalのそれを、自分へのご褒美とばかりに毎日自身の体へ与えて……


当然、太りはじめた。 スラっと細いくびれは 次第に丸みを帯び始め


1ヵ月もせぬうちに、でぷっとたるみ始める。

さらに1ヵ月も経てば、明らかな”肥満”になり

突き出て目立ったお腹はもちろんのこと、アゴや頬っぺたにも贅肉が余っているのが確認できた。




またチーズの奥深さを知れば知るほど、より色んな種類を試すようになった。


やわらかく酸味のあるフレッシュチーズは、オリーブオイルとバジルを合わせたカプレーゼとして食べるのが美味しかったし。

熟成した味わいのカマンベールチーズはクラッカーと一緒だと、良いおやつになる。

カッテージチーズ、 エメンタールチーズ……


「こんなに、いっぱい種類があるなんて知らなかったなぁ」


クアトロチーズのピザをもちゃもちゃと咀嚼しながら、トリアは更なる深みへ落ちていった…。



まさにチーズの沼。

比例するように、トリアはぶくぶく、むくむくと太り続け


アッと今に体重は2倍にまで膨れ上がった。


よく食べ過ぎて兄が太る事はあったが、それに匹敵するか それ以上のペースだ


流石によくない、という事で姉のオルファは注意をするのだが……

オルファ『トリア、ほら、今日はもういいだろ?』

皿を下げようとするが、ひっしと掴まれ抵抗される。

トリア『やだぁ、まだ、はんぶんも、ちーず残゛っで…えぶっ!?』

だが、とうに腹十二分目を超えて詰め込まれたトリアの胴体は、これ以上入れるのはやめろとばかりに警告をする。

オルファ『もうお腹パンパンじゃないか。残りは兄さんに食べてもらうからさ』

トリア『あぅ゛・・・』

すっかりと肥えて、野太くなった声。飛ぶ姿も見なくなり久しい…

ついでに、毎回トリアが大量に用意したチーズ料理を 兄のナベルが処理する羽目になっており

彼もだいぶリバウンドをしていた。

そんな兄と姉が協力して食材を管理したお陰で、次第に痩せるトリア。

痩せた、といっても以前のようにくびれが復活するほどではない。

以前として球体のようなシルエットで、歩けばドスドスと音が経つし、 だぷんだぷんとリズミカルに揺れる腹の贅肉はなかなか減る様子が無かった。


「はぁ、ふぅ、ちーず…・・足りない……
もっど、食べたい……」

催眠をかけられたように、グルグルとした目で、チーズを求めた。

だが買った食材は隠されたり、兄のお腹に先に収められてしまう。


そして2週間後

溜まりに溜まった不満が、とうとう爆発してしまう。





===



深夜……時計は0時を過ぎていた。


トリアは業務用のフォンデュマシンに、何十キロものチーズをひたすら投入し、溶かしたチーズを浴びるように飲み続けた。

「んっぐ、んぐ・・・・・・ふぅうーーー、ふぅっ・・・ぐぶっ!!」



どぷっ、どぷっと喉がポンプのように脈動を繰り返し、

腹は空気を送られた風船のように膨れ続ける


その速度は、まるで早送りかと錯覚するかのようで


  

限界を肥えても、なお足りず、求め 飲み続けていく。

「ふっぐぅう、んぐっ、おいし、んむっ、んぷぅっふ……!!///」


ぶぐん!

チーズの塩気と、クリーミーな味わいが、心地よい夢の時間へ誘ってくれる。


もっと  もっと、もっともっといっぱいーーっぱい 欲しい、飲みたい


「ごぶっ、おっごぉ?!(ビクッ)」


腹を何度も震わせながら、飲むほどに体重が増えていく。

一点に重量が集中し、床板がギシギシと音を立て、悲鳴を上げる。


「アでぇ…?もう、なぐなっぢゃっでる……」

のそっと、なんとか立ち上がると トリアはフゥフゥと息を荒げ、腹を床に擦りながら摺り足で移動する。

ひそかに買って自分用の倉庫に隠していたフォンデュ用のチーズ……


ダンボール何箱にも及ぶそれを、 オートに設定しマシンの供給口と連結させた。


これで、ずっと、味わってられる……


「えへへ・・・おいしい、んぐっ
んぐっ」



ごぎゅ ごぎゅっ 


パンパンの はち切れんばかりに育ったお腹のサイズは、もう身長を超えようとしている



「ハッ ハァッ アッ ハグッ フヒェッ ヒュッ ゼッ、ゼェッ」


呼吸がうまくできない。けど、飲み続けたい やめれ、ない

おいしさと、苦しさで 頬を紅潮させたまま 涙を流し 笑みを浮かべる


様々な感情に飲まれながらも、トリアは……


そのチーズを飲み続ける選択をした







異音を聞きつけ、ナベルとオルファがようやく訪れようとする……



だが、トリアがいると思われる部屋の扉は開かない。

壁が、湾曲している


部屋の四方を塞ぐほど、トリアは膨張していた。

そして、ゴブゴブと飲み干していく音 ギュウギュウと、何かが擦れる音だけが聞こえる




なりふりかまっていられず、迷わず壁を壊すナベルとオルファ。


そして中に居たのは……


その空間一帯を完全に支配する 巨大肉風船の鳥竜

ポタポタと口元から溶けたチーズを溢れさせながら、天を仰いで必死に不器用な呼吸を繰り返す

末弟の姿だった…・…






おわり





その後 さすがに我に返ったトリアは滅茶苦茶ダイエットして 無事に戻ったという


===

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