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ニドクインの失敗




気付いたら体重が増えていたニドクインマッマ。このままでは授業参観で恥ずかしい思いをしてしまう。


そう思ったクインは夫を太らせ自分を目立たないよう画策し始め……

だが彼女は気づいていなかった。食事量の増加。高カロリー食で固めたメニュー。


夫であるキングが肥えれば肥える程、それに安心した自分も釣られて体重が増え続けていることに……



おそるおそる体重計に足を乗せる。

クイン「嘘……先月より6kgも増えてる……」


子供たちの授業参観の案内はまだないが、そう時間は残されていないだろう。


「おーい母さん― 晩飯はまだか~?」


リビングから野太い声が聞こえてくる。

「あ、はーい。もう少し待ってくださいねー」

ソファでくつろいでいた夫をチラッと見る。……うん、大丈夫。彼と比べたら、私なんてまだまだぽっちゃり。


30kg太ったニドクインは、見事な太鼓腹を抱えたままソファに重たく沈み込んでいる。


そんな彼の晩御飯は、山盛りの唐揚げや、チーズとバターを揚げてステーキでサンドしたニドクイン特性スペシャルメニュー。

当然ながら太らせる為のものだ。


だが、それが大好物な彼は喜んでお代わりを繰り返すおかげで、当初の予定を遙かに超えるペースで

ぶくぶく、ぶくぶく太り続けている。


さきほどの体重計の事も忘れ、ほっと胸を下ろす豊満な胸のニドクイン。


けど、本当に自分の”ぽっちゃり”は軽減されてるのかしら……


試しにママ友のガルーラを家に招待してみることに。


他愛無い世間話をしながら、紅茶とクッキーを嗜む。


玄関先から夫と一緒に出迎えたことで、見事にバレなかった。


ガルーラはちらちらと夫の方を見つつ、耳打ちした。

「ね、旦那さん、随分とふくよかになったんじゃない?」

「そ、そうなのよ~ 食費もかさんじゃって大変」



前に会った時から、10kg以上増えてる自分への言及はその後も無かった。


うん、計画通り…!


それからも、夫は放っておいても勝手に太り続けていった。

元からメタボ気味だったのが、脂っこいものや甘いものを積極的に手にするようになったのと

太ってもクインが注意しない、愛想をつかさない、という安心感からか 欲求のまま好きなものを食べ続け


文字通り丸々と太ってしまった。


「ふぅ、ふぅ、かあさん、しんぶん、とってくれないか」

「はい、どうぞ」

「あと、そうだ、ふぅーー、カフェオレのお代わりと、おやつには肉まんとピザまんがいいなぁ」


冷凍の業務用サイズを、全て解凍しどっさりと用意する。


山盛りの肉まんたちは、ぺろりと平らげられてしまった。


その食べっぷりにつられるように、クインも

じゃあ私もちょっとだけ……


と手が伸びてしまう。 自制が利かない夫婦であった。


ニドリーノやニドリーナ。子供たちはとうの昔にそんな両親に呆れており、ダイエットを勧める気も起きない。



そして、とうとう授業参観の日が目前に迫ったのだが……




「ど、どうしよう…ひゃ、ひゃくさんじゅう……」



体重計に表示された数値は、130kg。


60kg平均の種族であることを考えれば立派な肥満…・・ううん、超肥満といっていい。


け、けど大丈夫。夫はそんな私の数倍太ってる。

うちの体重計では量れないけど、300kgは余裕でオーバーしてるし!





そして、ハッと気づいた。


自室で今も特性チーズバター揚げステーキサンドを頬張る食いしん坊の姿。


夫は、太り過ぎて 膨れすぎて ほぼ寝たきりレベルで


逆に授業参観に出られないということに。




そして当日


子供の同級生に、ニドリーノのママすっげーデブだなーー なんて言われた彼女は……











開き直り、ヤケ食いして 200kgになろうとしていた。


なおぐーたら寝たきり夫は、現状に甘んじて 好きに要求を続け400kgオーバーになったという。




おわり





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