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『20行物語』

またの名をシチュエーション集




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『家庭内別居』



あるところに、大変仲のいいニドキングとニドクインの夫婦がいた。


だが、それにもかかわらず両者は決して同じ部屋で過ごしたり寝ることがもうない。

「おはようクイン、今日も相変わらず美しい姿だ…」

「うふふ、そういうアナタも逞しくてとっても素敵」

天井から下がるモニターとカメラを利用しながら会話をする両者。

部屋の行き来をするのは子供たちだけであった。


床は足場が少なく、両親の体を踏みながらご飯を運ぶ。

両者は平均の何倍も何倍も大きく、太りきっていた。

同じ部屋にいないのではなく、物理的に入りきらないのだ。


「ふぅう、ふぅっ、なんて、太い腰回り…そして立派な胸なんだ……」

リモコンでカメラの位置を変えつつ、豊満すぎる妻の肉体を眺める。

興奮し、昂ぶる感情は食欲に変換し、ニドリーナが持ってきた料理は次々と空になり食器が積み重なっていく。


「そういう、あなたこそ、ハァ、ハァ、はち切れそうなぐらい実ったお腹、フフッ。またパンパンになってる……」

もぞもぞと、ベッドの上で身じろぎながらニドリーノが持ってきた特大ケーキをぺろりと平らげる。


670kgの妻と、830kgの夫。

がつがつ、もぐもぐ、むしゃむしゃ、ぐびぐび

肥えて重くなった肉体はベッドに深く沈んでいくのに、反比例してお腹は天井に近づいていく。


子供たちは呆れながらも、飽くなき両親の食欲と欲求を満たすため


今日もせっせと高カロリー食を運び続けるのだった。


おわり





====




『100万ゴールドの罠』



あるところに トルネコより、丸々と膨れた商人がいた。

マントを羽織りフードを深くかぶった大商人はこんなことを言った。


「私はこれまでドラゴンヘビー種以上に太ったドラゴンを見たことが無い。もし、ドラゴンヘビー以上に太ったドラゴンを連れて来た者には100万ゴールドを授けよう」


その言葉に、各地のドラゴン達や モンスターマスター達が躍起になって自己肥育や相互肥育で太りあった。


太目ドラゴンの、ギガントドラゴン種やリザードファッツ種は、一番可能性があり


彼らは太り過ぎて腕がメシ(しもふりにく)に届かなくなっても、賞金は山分けということで互いに協力して太らせあった。

そして半年にも及ぶ暴飲暴食、バトルも一切しない寝たきり生活を繰り返す。


彼らはフーセンドラゴンのようにパツンパツンに膨れ上がったお腹を抱え、圧倒的成長を遂げた。

『ぐふーー、ぐふぅーー、げぇっぷ…も、もうそろそろ、いいんじゃねぇのか?』

ギガントドラゴンは首も満足にまわせず、自分の事なのに、全身がどれぐらいデブったかわからない。リザードファッツも同様だった。

互いに小山のように太ったが、ドラゴンヘビーは本当に山のようにデブった竜だ。

だが100万ゴールドは、肥育代をチャラにしてもお釣りがくるレベルの報酬。

両者はおくび以外の炎やブレスが吐けなくなるぐらい、ひたすら食べ続けてブクブク太り続けた。

そして、とうとうドラゴンヘビーを超えたと確信できるほどに太ることが出来た。

「ぐふぅう、ふぅうっ、はひっ、っぐぅう、じ、自分の腹が、こんなに、重いとはっ」

久々に起き上がり、歩こうとする……が、一歩も進まない。折角太ったのに、その姿を見せに行くことが出来ない!!

事実に気付いた時にはもう遅く、周囲のモンスターたちに介護されないと生きていけない超肥満竜と化した。

その様子を陰から見る商人……竜商人、デンデン竜の”ドラゴン族平均体重底上げ”の目論見は見事に成功したのだった。

「これで私がダイエットしなくても済むな」

おわり




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