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『あなたと風船球』

某るがるが&るぎゃ様のが可愛すぎたので?
===



ポケモンリーグで優勝してチャンピオンになりたい。


それは素晴らしい夢だ。


多くの者が目指し、また多くの者が共感し、また多くの者が支援するだろう。








“あなた”にも夢がある。憧れがある。


それは他人には理解されない思考であり、


指向性が偏った嗜好でもあった。





丸く、大きく、膨れたものに 心揺さぶられる。



理解されないとはわかっている。


“あなた”自身、もそれは重々承知していた。





間近で見てみたい、叶うなら触れてみたい、欲を言えば全身で味わってみたい




その非常識なまでの《規格外さ》を。












そして、その日は”あなた”にとって千載一遇のチャンスであった。


何でも屋のルガルガン。



まひるのすがた

まよなかのすがた

たそがれのすがた



その3匹に対して、どんなお願いでも聞き入れてもらえる約束を取り付けることが出来た。




相手にドン引かれても、いい。


”あなた”は自分の願いを素直に伝えた。


膨れて欲しい、と。


丸々と、はち切れんばかりに、大きく


シルエットが変わり果て、他の者と見間違うほどに。



そして、実感させてほしい……と。










====





一番年下のタソガレは、今の現状を理解していないようだった。



歩けない程に膨れた体。どっかりと地べたに座り込んだ体勢で、他のどんな姿勢も取ることが出来ない。



嬉々として抱き着いてくる相手を、呆然と見下ろすことしかできない。




一方で”あなた”は至福の時を過ごしていた。



大きく両腕を広げても、決して手を回しきれないお腹回り。



ふわふわとした整った毛並みに顔を埋(うず)めると、中から弾力のある肉圧が反発するように返ってくる。


むっちりとした胴体に乗る前脚は太く、焼き立てのパンのようにフカフカして見える。


後ろ足の太腿は、ルガルガン自身のお腹にギュウッと食い込んでおり それでも余りある肉が両脚を左右に大きく開かせている。







今 そんな 膨れた大福もちのようなお腹に ”あなた”は身を任せている。


体重を預ければ預ける程、沈んでいくような。


だがそれは底なし沼のそれとは違い、最高級のクッションに身も心も預けるような安堵を覚える物だった。





ふっと顔を見れば困惑した表情はそのままだが、

ぷよぷよの頬っぺたが見える。 太れば2重あごになる、というのはわかるが 


顔まであんなにパンパンに膨れるという事は、


すなわち全身に収まりきらない程に 



本来必要ないはずのものが詰め込まれているのだと理解する。

 

タソガレは、そんな状態にされたにも関わらず、


それでも文句は言わず、黙ってその膨張した体を託してくれた。




幸せな時間だった。









次はマヨナカのルガルガンだった。


膨れた身体を実感させてやるよ、とばかりに マヨナカは力強くこちらに寄ってきた。


予想以上に膨らまされ、少し怒ってるような、ヤケになっているような。


あの美しいくびれが無残な球体に。


原型が残らない程で、申し訳ないと感じながらも”あなた”にとっては理想的な相手の姿。




元から2足歩行で移動するおかげか 何倍にも丸々と膨れてもかろうじて移動できる事に素直に感心する。



ふかふかの巨腹が押し付けられる……

と思うと、そのままドンドン押し付けられ気付けば壁際までやってくる。



これはもしやロマンの一つである壁(腹)ドンなのでは……?


嬉しい気持ちもあるが、背中越しに押し付けられているので壁ドンのシチュエーションとは違う、ような


そればかりか、マヨナカは先ほどよりも力強くその巨体を押し付けてくる。


グイグイ、ギチギチと壁が軋む音が聴こえる。


これほどの圧迫感は今までに覚えたことが無い。

きつい、のにどこか心地いい。


そう、背後から迫りくるのは《壁》でもなければ《鉄板》でもない


太り過ぎて膨れすぎたマヨナカ・ルガルガンの風船腹なのだ。



さっき歩てきたときの姿を思い出す。


だぷん、だぷんと上下にリズミカルに揺れ動いていた。

ほど良い弾力と、硬すぎず、柔らかすぎず……まさに理想的な姿



それが今自分の全身を包むように押し付け……



やはり、幸せな時間だった。






最期に来たのは、真昼の姿のルガルガンだった。


膨れて欲しいと頼んだのは確かに”あなた”だったが


まひるは予想以上のサイズだった。他の2匹より一回りも二回りも膨れて、大きい……


どんな風にこの巨体を実感させてくれるのだろう。


あなたは期待に胸を膨らませながら、そのルガルガンの膨れた腹を凝視した。


まひるは、散歩が好きなのだという。でも今の自分は歩けないのだという。

だから”あなた”が乗せて連れて行くのが道理なのだと、平然と言い放つ。




「!?」




ズシリ、と  信じられない超重量があなたに圧し掛かる。

一切の手加減なく、全重量が預けられる。



柔らかさや、大きさを実感する暇などない。


重い。デカい。重すぎる。デカすぎる。とてつもないデカさでデブさで。


何キロ、何百キロ、いやもしかしたら それ以上……?



トレーナーである”あなた”は、身体能力には少々自身があった。


この世界の住民である”あなた”は、


硬い鉄板も体当たりでぶち破れるし、


数メートルの跳躍も可能だし、

崖を余裕で下ることも出来るし、

巨石をどかす膂力だって持ち合わせていた。




なのに、無理だと思った。 それほどの規格外。

太り過ぎとか、巨デブ、という概念を超えた 



そう 太ってるのに膨れていると表現するしかない 太膨とも言うべき体躯に―――









ズンッ、とあなたは為すすべなく押しつぶされた。







膨れたモチモチお腹を堪能するどころではなかった。 にもかかわらず、”あなた”は幸せな時間と感じられた。


なぜなら、通常では決して味わえない規格外の体験をさせて貰ったのだから。







===






至福の刻(トキ)だった。



思い返す。あの柔らかな、豊満なボディ。他の何にも代替できない、限界以上に膨れた3匹だからこそできた体験。



あなたはさきほどまでの貴重な体験を、感触を、忘れないように脳内で反芻する。


カメラで残しておけばよかったと、ほんのりと後悔しながら。








―――随分と楽しそうな事をしていたみたいじゃないか。





声のする方を振り向くと、あなたの背後には大きなポケモンが。


少々肉付きの良い、むっちりと太ったルギアが”あなた”の部屋に訪れた。


伝説のポケモン。しかも、恰幅の良い……悪く言えばデブな。


理解が追いつく間もなくルギアはのそのそと入ってくる。


いや……その巨体はどう見ても、入りきらない。




途中腹がつっかえそうになりつつ、家具や本棚を巻き込みながら


それでもルギアは身を縮ませ、”あなた”のいる部屋へ入ってくる。



運動不足のせいか、それとも興奮状態にあるのか 息が妙に荒い。






―――まだ、叶えられてない願望が残っているんじゃないか?





丸々としたルガルガンに抱擁した。


大きなお腹で壁に挟まれた。


凄い重量と共に押しつぶされた。



もう、十分に堪能したはずだ。






ルギアは意地悪そうな笑みを浮かべ、舌なめずりをしながら


ゆっくりと被さってくる。






先に、このルギアがなぜこんな事をしでかしているか……というと


ルガルガンから、”あなた”の報酬が非常に良かったという話を聞いていたからだ。




混乱しながらも現状を把握する。


お腹に押しつぶされる、という願いは先ほど叶った。

では、現状はいったいどうか



そこでハッとした。


このルギアの《大きさ》を。


そう、今”あなた”は


【部屋いっぱいに膨れた相手】に 【全身を包み込まれて】いる。



その事を意識した途端、先ほどまでとは違った充足感で満たされていく。






ルギアの息遣いが間近で聴こえる。 密着した胴体からはぐきゅるるる……とお腹の音まで聞こえた


……流石この体の持ち主だけあって、お腹空いてるみたいだ。



この、ビクとも出来ない感じ。


耐える、とか なんとかして はねのける とか

そんな選択肢が出てこない。


5m超えの巨体が、太って、しかもガッチリとギッチリとお腹で包み込んでくる。




大きければ大きいほど良い、というわけではない。


ないのだが……





やっぱり大きいのって、良いなぁ……





そう、思わざるを得なかった。







===





後日談




なんでもする、とは言ったが まさかあんな依頼を受けるとはルガルガン達も思っていなかった


丸々と膨れた身体は未だに戻っていない。


しかも依頼報酬として、ありったけの食糧や金銭を貰ったため ますます元に戻るまで時間はかかりそうだった。


また貪欲に報酬を狙いに行った、ぽっちゃりめのルギアも同様だ。


いや、同じではないだろう。


その後も何度か報酬目当てに『マニアックな人物』の元を訪れたのはいいが


相手の趣味を、嗜好を舐めていた。



もっと大きくなっても、太っても、膨れても大丈夫、という言葉に甘え続け


与えられるまま豪勢な暮らしを繰り返した結果




今では完全に起き上がれない程膨れてしまったのだから。





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secret

COMMENT

なんか少女向け小説っぽい文体…それでもここまでの濃厚な萌え…げんろくさん凄い(語彙力)

No title

主人公視点だからかな…?

ありがとうございますっ

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